「短期間で効率よくお相手を見つけられる結婚相談所に入りたい」
結婚相談所への入会を検討している方にとって、成婚しやすい結婚相談所に入会したいと思う気持ちは自然なものです。しかし、成婚の定義や成婚率の計算の仕方は相談所ごとに異なります。「成婚率」が高いからといって、成婚しやすいとは限らないため、注意が必要です。
この記事では、各社の成婚の定義や、成婚率の計算の仕方の違い、成婚率以外の選び方について解説していきます。
目次
成婚とは、結婚を前提としてお付き合いするお相手が決まって、結婚相談所を退会することを指します。この成婚の割合を示したのが「成婚率」です。成婚率とよく似た言葉に「結婚率」がありますが、結婚率は実際に結婚した割合を示す言葉であるため、成婚率とは異なります。
また、成婚の定義や成婚率の算出方法は、結婚相談所によって異なる点にも注意が必要です。以下では、「各結婚相談所の成婚の定義の違い」と「成婚率の算出方法」について解説していきます。
成婚の定義は、結婚相談所によって異なります。以下は、大手結婚相談所5社の成婚の定義を比較した表です。
IBJメンバーズ | 婚約(プロポーズ) |
パートナーエージェント | 交際中のお二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
オーネット | 具体的な定義なし |
ゼクシィ縁結びエージェント | 交際中のおふたりが結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
エン婚活エージェント | 結婚を視野に入れて真剣なお付き合いをしていくことを決めた状態 |
多くの結婚相談所が成婚の定義を「結婚を前提にした交際を始めて、婚活を終了すること」としている中で、IBJメンバーズでは「婚約(プロポーズ)」のことを「成婚」と呼んでいます。
このように成婚の定義が違えば、成婚率にも当然違いが出てきます。「結婚を前提とした交際のスタート」よりも「プロポーズ」に至るカップルの数のほうが少ないため、成婚率は後者のほうが低くなります。
しかし、成婚率が高くても結婚しやすいとは限りません。
結婚を前提とした交際をすることが決まっても、結婚までにはプロポーズや両家顔合わせなどのさまざまな工程を踏まなければいけません。お互いに結婚の意思があっても、忙しい日常の中で結婚に関する準備が後回しになり、結婚相談所を退会した後もなかなか結婚できない可能性もあります。
IBJメンバーズのように、成婚を「婚約」と定義していれば、両家顔合わせやプロポーズを済ませたうえで退会することになるため、結婚により近づきやすくなるメリットがあります。
※2023年9月1日調べ 各社ホームページ参照
成婚の定義だけでなく、成婚率の計算方法も結婚相談所によって異なります。たとえば、結婚相談所の成婚率の計算方法の代表的なものは、以下の3つです。
1)「成婚による退会者」÷「総会員数」 2)「一定期間の成婚による退会者数」÷「一定期間の退会者数」 3)「成婚による退会者数」÷「成婚以外を含む全退会者数」 |
たとえば、以下のような結婚相談所があったとします。
■総会員数:1000名(うち100名は2022年~2023年に入会) ■成婚退会者:100名(うち50名は2022年~2023年に退会) ■成婚以外での途中退会者:200名 |
これを先ほどの1~3の計算式に当てはめてみると、
1)「成婚退会者:100名」÷「総会員:1000名」=「成婚率:10%」
2)「一定期間の成婚による退会者:50名」÷「一定期間の退会者:100名」=「成婚率:50%(1年間の実績)」
3)「成婚退会者:100名」÷「成婚以外を含む全退会者数:300名」=「成婚率:33%」
と、それぞれの成婚率が大きく異なることがわかります。したがって、結婚相談所の成婚率だけを基準にして、相談所を選んではいけないのです。
では、結婚相手が見つかりやすい結婚相談所を選びたいときは、どんなことに注意すればよいのでしょうか。以下では、結婚相談所を選ぶときのポイントを解説していきます。
会員数の多い相談所は、人数が多い分だけ出会いの可能性が広がります。そのため、自分に合ったお相手を見つけやすくなることもあります。ただし、中には休会中の会員を会員数に含めている相談所もあります。実際に活動している会員数がどれだけいるか調べるようにしましょう。
登録している会員の性別比や年齢層は、結婚相談所ごとに異なります。中には、会員の年収の金額帯や学歴、婚歴の有無などの割合に特徴があることも。
自分の求める条件を満たす会員が多く所属している相談所に入会すると、希望のお相手に出会える可能性があります。
なお、所属会員のデータは、各相談所のホームページで確認できます。
結婚相談所IBJメンバーズの会員データはこちら
結婚相談所で提供されるサポートの内容にも違いがあります。たとえば、定期面談や交際中・成婚後のサポートがある相談所もあれば、ない相談所もあります。
また、1人のカウンセラーが担当する会員の人数が少なければ少ないほど、会員1人あたりに割ける時間が長くなるため、手厚いサポートが受けられる傾向があります。
できるだけ自力で活動したいのか、カウンセラーからのサポートを受けたいのかについて考え、自分に合った相談所を選ぶようにしましょう。
結婚相談所には、サービスの特徴の違いによって「仲人型」「データマッチング型」「ハイブリッド型」の3つのタイプに分けられます。
仲人型は、結婚相談所のカウンセラーが会員に専任でつき、一人ひとりに合わせたサポートを行ってくれます。お相手に直接聞きにくいことがあれば、カウンセラー同士が連携して、お相手からそれとなく聞いてくれるなど、手厚いサポートが特徴です。
ただし、各会員に合ったお相手をカウンセラーが選んでいくため、出会える人数に限りがある、自分の理想と違うお相手を紹介される可能性があるのがデメリットです。
データマッチング型は、会員が自分のプロフィールをデータベース上に登録し、条件に合うお相手がいれば、画面上に表示される仕組みです。お相手探しも会員が自力で行います。時間や場所を選ばず、自分のペースで活動できる一方で、仲人型のようにカウンセラーからのサポートは受けられません。
ハイブリッド型は、カウンセラーが専任でついてサポートしてくれる「仲人型」と、会員がデータベースから自力でお相手を探す「データマッチング型」の2つの要素を持つタイプです。自分のペースで活動をしながら、カウンセラーからのサポートも受けることができます。なお、IBJメンバーズはハイブリッド型の相談所です。
このように、結婚相談所とひとくちに言っても、タイプが異なります。自分の婚活スタイルに合わせて相談所を選ぶことが大切です。
自分に合った相談所に入れば、何もしなくても今のままで成婚できるということではありません。最終的に成婚できるかどうかは、結婚相談所に入った後の一人ひとりの努力にかかっています。以下では、結婚相談所で成婚するためにとるべき行動について、お伝えしていきます。
結婚相談所に入会しても、自分からお申し込みをしない方は意外に多いものです。また、お相手から来たお申し込みも受けず、お見合いに進んでいない人も少なくありません。
しかし、プロフィール上で知れるお相手の情報はわずかで、実際に会ってみるとプロフィールの印象と違ったというケースはよくあることです。
自分から積極的にお申し込みをしたり、お申し入れを受けたりして、お見合いの数をこなしていくことが成婚に近づく第一歩です。
お見合いやデートの経験を積んでいても、自分の活動を振り返る人はそれほど多くはありません。しかし、自分の活動を振り返らないと、自分自身の好みの偏りやお断りされた理由などに気づけず、同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。
カウンセラーが専任でついてくれる相談所を利用している場合は、定期面談時に過去のお申し込みやお見合いを振り返り、次の目標を設定するようにしましょう。
結婚相談所で漠然と活動していると「もっと良い人がいるかも……」などと思い、活動をズルズルと続けて行ってしまいがちです。また、婚活の期間が長引くと、婚活疲れが理由でモチベーションが下がることにもつながります。
「〇年以内に」「〇歳になるまでに」婚約するなど、婚活の目標を具体的に決め、メリハリをつけて活動するようにしましょう。
結婚相談所に入会し、お相手をできるだけ早く見つけたいなら、成婚率よりも自分に合った相談所を選びましょう。成婚の定義や成婚率の計算方法は結婚相談所によって異なり、成婚率が高いからといって、結婚できる確率が高いとは限らないためです。
自分に合った結婚相談所を見つける方法としては、各相談所のホームページで会員データ等を確認するほか、無料カウンセリングを利用する方法もあります。
無料カウンセリングでは、スタッフが結婚相談所の婚活方法について丁寧に説明してくれます。店舗の雰囲気も掴みやすくなるため、結婚相談所との相性を確かめる基準の一つになるでしょう。無理な勧誘もございませんので、お気軽にお申し込んでみてはいかがでしょうか。