さあ、これから婚活を始めようと思っている年収800万円の男性の方、結婚相談所はとても充実したサービスがあり、婚活においてはとても最強の婚活手段です。
しかし、それだけサービスが充実しているということは、婚活資金もそれなりにかかります。自身がどれくらいプライベートでお金を使用できるかについても、この機会にしっかり把握しておく必要がありますよね。
家の家賃や携帯代、食費など簡単に計算できるものは問題ないのですが、自身の年収から引かれる「税金」について考えたことはあるでしょうか。家を引っ越したり、結婚したりで配偶者が増えたりするとき、様々なことで税金が絡んできます。
まずは自分が支払っている税金を知ることで、後々の対処が楽になることもあります。そこで今回は、年収800万の男性にかかる「税金」はどれくらいなのか、ご説明していきたいと思います。
目次
年収800万は一般的に見ると、かなりのハイスペックな男性に位置付けられます。しかし額面800万ということで、実際はどれくらいの手取りがあるのか気になるところです。
基本的に、年収が高くなれば高くなるほど、税金として引かれる金額は大きくなります。なので、年収が高くなったからといって、普段の生活で散財していると思ったより貯金できていないなど、実際の手取り額とズレを感じる方もいるかもしれません。
将来的に、婚活などをして結婚を考えている方なら、この機会にしっかりとした将来設計をしてみましょう。
年収から引かれる主なものとして、
・所得税
・住民税
・社会保険料
の3つの税金があります。
そしてもう1つ知っておく知識として、年収から控除される金額もあります。年収800万円だからといって、800万円全てに税金がかかるわけではありません。年収から基礎控除や給与所得控除、社会保険料の金額が控除されます。
なので、まずは自身の年収にどれくらいの控除額があるのか計算してみましょう。
控除額には様々なものがあります。なるべくかかる税金は少ない方がいいので、たくさんの控除を受けたいですよね。しかし、会社に雇用されて働いている人の控除額は基本的に決まっています。
個人事業主やフリーランスで活動している人は、自分で経費などの計算をするのでその限りではありませんが、ここでは、一般的に企業に務めている方を基準に控除額などをご説明したいと思います。
控除にかかる主なものは、
・基礎控除
・給与所得控除
・社会保険料の控除
です。
基礎控除の金額は決まっており、所得税の基礎控除は「38万円」、住民税は「33万円」です。
給与所得控除は、サラリーマンなどの企業に務め給与をもらっている会社員に適用される控除です。年収により控除額は変わります。また年によって算出方法が変わりますので注意が必要です。
平成29年度分の年収800万の場合は、収入金額×10%+120万円です。つまり、給与所得控除額は「200万円」になります。
参考:「国税庁」
社会保険料控除は、自身で支払っている自己負担額の控除を指します。社会保険料のうち、控除できるものは、厚生年金・健康保険・雇用保険になります。
それぞれの自己負担率は、下記を参考にして下さい。
厚生年金:9.15%
健康保険(東京都協会けんぽ):4.95%
雇用保険(一般事業):0.30%
これを合計すると14.4%です。企業によっては、ご加入している健康保険や事業の種類によって自己負担率は違う場合もありますが、基本的に会社員であれば、そこまで差はありません。
年収にこの自己負担率をかけると大体の金額が算出されます。
年収800万円×14.4%=「115.2万円」
まとめると、基本的な控除額は次のようなものになります。
・基礎控除額38万円
・給与控除額200万円
・社会保険料の控除115.2万円
合計 353.2万円になります。
ということで、年収800万から353.2万円を引いた、446.8万円から所得税を算出しますので、それが「課税所得額」となります。
もちろんその他にも、配偶者控除や扶養控除、生命保険控除などもありますが、ここでは一旦それらの控除は含めずに算出しております。
まず、所得税についてご説明します。
所得税については、2種類の算出方法があります。それは、「単純累進課税」と「超過累進課税」で、日本では「超過累進課税」を採用しています。
これは収入が高くなるほど、引かれる金額も多くなるという仕組みで、ある一定の収入額以上には、別のテーブルの税率を掛けるということです。
例にあげて説明すると、
・195万円以下:税率5%
・195万円を超え330万円以下:税率10%
・330万円を超え695万円以下:税率20%
・695万円を超え900万円以下:税率23%
です。
例えば、課税所得金額が330万円の時、税率10%を掛ければ、所得税33万円と算出することができますが、この方法は「単純累進課税」という方式です。この方式では、表をよくご覧頂くとわかる通り、課税所得金額330万円の方と331万円の方では、ほぼ倍くらい税率が変わってしまいます。
一方、「超過累進課税」の方式では、課税所得金額のうち195万円までの部分には税率5%、195〜330万円部分には10%、331万円〜の部分には20%、というように段階的に税率を掛けていきます。
このように、課税所得金額に一律の税率を掛けるのではなく、「段階的に」税率を掛けていく方式を日本では採用しています。
ちなみに、この方式で課税所得金額331万円の方で所得税を算出してみると、
・195万円までは9.75万円
・195〜330万円には13.5万円
・331万円からの1万円には2000円
となり、所得税額の合計は 23.45万円になります。
次の表で、自分の年収から「所得税」を割り出す簡単な速算表があるので参考にしてください。
課税される所得金額
・195万円以下
税率:5% 控除額:0円
・195を超え330万円以下
税率:10% 控除額:97,500円
・330を超え695万円以下
税率:20% 控除額:427,500円
・695を超え900万円以下
税率:23% 控除額:636,000円
まず自身の年収から控除額を引いたその「課税所得額」を上の表にあてはめれば、簡単に所得税を求めることができます。
例えば、年収800万円もらっている方の場合、所得税を求めるには
・課税所得額446.8万円に税率20%をかける=89.36万円
・導き出した89.36万円から控除額42.75万円を引く=46.61万円
つまり年収800万円の方の所得税は「46.61万円」になります。
住民税の場合、所得税より基礎控除額が少し下がります。
計算すると451.8万円になり、この金額が住民税の「課税所得額」です。
住民税の算出方法は、「所得割」と「均等割」の2つです。
・「所得割」は全国一律10%
・「均等割」は基本的に5,000円ほど
またこちらも地域によって金額が前後するので、お住まいの地方自治体のホームページで確認すれば分かるでしょう。
「課税所得額」451.8万円×10%「所得割」+5,000円「均等割」=45.68万円
年収800万にかかる住民税は45.68万円ほどになります。
※その他にも、調整課税などかかりますが、ほんの誤差なので割愛します。
年収800万円から所得税と住民税と社会保険料を引くと、次のように手取り額を算出できます。
800万円ー46.64万円ー45.68万円ー115.2万円=592.48万円
つまり、年収800万円の実際の手取り額は、「約592.48万円」になるのです。
※これはあくまで一例です。その他の控除額があるなど、人によって金額は前後することがあります。
いかがでしたでしょうか?
年収800万円稼いでいる男性は、税金の支払いもそれなりにあります。
しかし、普段の生活には余程の散財をしていなければお金に困ることはないでしょう。プライベートでいかに有意義にお金を使うかはその人次第です。
そしてこれから婚活しようと思っている方は、有意義なお金の使い方としてバッチリな結婚相談所での婚活がおすすめです。
結婚相談所「IBJメンバーズ」では、婚活のプロによるアドバイスで、理想のお相手に出会えるよう自身の婚活を正しい方向に導いてくれます。そして婚活に特化したサービスも充実しているので、有意義なお金の使い方にもつながることでしょう。
年収800万稼いでいる男性であれば、婚活費用の支払いなども問題ない方が多いので、入会基準もなんなくクリアーすることでしょう。
プライベートで金銭的に余裕がある今、理想のお相手に出会う婚活をはじめるために、結婚相談所「IBJメンバーズ」の無料カウンセリングに足を運んでみることをおすすめします。
そして理想のお相手と出会い、交際を重ね、晴れて婚約すれば、充実した結婚生活を送ることができます。結婚して配偶者や扶養家族が増えれば、税金の控除額を増えます。
そういった将来に備えて、この記事を読んで参考にしてもらえると嬉しいです。扶養家族が増えたときに、基本的な税金の知識をもっていることで、家族も心強く思ってくれるのでぜひ覚えておいてほしいと思います。