年の離れたお相手と結婚することを年の差婚と呼びます。明確な定義はありませんが、7~10歳以上年の離れた夫婦の結婚を年の差婚と呼ぶ人もいます。
ただし、年の離れたお相手と自然に出会い、交際・結婚に至ることはなかなか難しいもの。また、年が離れているからこそのメリットやデメリットもあります。年齢差がある方とお付き合いしていて年の差婚を検討している方や、年下の女性と結婚したいと考えている方は年の差婚のメリットとデメリットや、どうしたら年の差婚できるのかといったポイントを知っておくことが大切です。
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厚生労働省が発表している 「初婚夫妻の年齢差別にみた婚姻件数・構成割合の年次推移」によれば、平成21年に結婚した初婚夫婦のうち、19.9%が同い年の夫婦であることがわかります。また、年齢差が0~3歳までの夫婦の割合は全体の69%を占めています。
一方で、夫が7歳以上年上の夫婦は全体の10.5%、妻が4歳以上年上の夫婦は全体の6.1%しかいません。この結果から3歳以上年の差がある夫婦がいかに珍しいかがわかります。
年の差婚のメリットとしては、年が離れているゆえにケンカになりにくいことや、お相手の女性が若い場合はお相手に体力があることなどが挙げられます。
年の差婚をする夫婦は年が離れていることで、価値観が真っ向から衝突しにくく、ケンカになりにくい可能性があります。
また、年上の方のほうが一方の言い分を穏やかに聞いてあげられる余裕がある場合にもケンカが起きにくいこともあります。長い夫婦生活を過ごす中で、なるべくケンカは避けたいものです。年の差があることでケンカになりにくいことはメリットと言えるでしょう。
年上の方からしてみると、お相手が若く体力があることがメリットに感じられる場面もあるでしょう。たとえば、お相手に体力があると、体力が必要な育児をするときなどに、負担が軽減されることもあります。
年の差婚のデメリットとしては、価値観のズレや、育児と介護が重なるダブルケアが起きやすくなること、さらには両親から反対される可能性があることなどが挙げられます。
いずれも年の差婚をする夫婦すべてに当てはまるものではありませんが、年の離れたお相手との結婚を考えている方は、事前によく話し合っておくとよいでしょう。
夫婦間に年の差があると、とくに家事・育児参加に関する意識に違いが出ることもあります。
画像引用元:平成21年度 インターネット等による少子化施策の点検・評価のための利用者意向調査 最終報告書
内閣府が調査した結果によれば、「夫婦の家事・育児分担の割合」について、「妻が10割」「夫1割、妻9割」と答えた人は、年代が上がるにつれ多い傾向にあり、統計の中では男女ともに40代が多くなっています。
女性が年下の場合、家事は男女で分担するものと考えていても、年上男性が家事は女性がするものと考えている可能性が高くなります。こうした家事や育児の価値観にズレがあると、ケンカが増えたり、夫婦生活がうまくいかない可能性があります。
年の離れたお相手と結婚して出産すると、育児のタイミングと男性側の両親の介護のタイミングが重なってしまうことがあります。また、両親の介護を終えても、年下女性の両親や、パートナである年上男性自身の介護が始まる時期が近づいてくるため、お相手の年下女性にご負担をかけてしまう可能性もあります。
育児や介護の考え方は人それぞれのため、すべての人に当てはまるデメリットではありませんが、年の差婚をする場合はとくに、育児や介護に関してしっかり話し合っておきましょう。
年の差婚をする場合は、両親に反対されるケースもあります。いきなり結婚のご挨拶に行くと、双方の両親を驚かせてしまう可能性もあるため、結婚を前提にした真剣交際がスタートした段階で年齢も含め相手のことについて話してみたり、実家に遊びに行ったりして、少しずつ交流を深めておくとよいでしょう。
年の差婚をする男性の特徴を知るうえでは、年下女性が何を求めている考えることが大切です。同年代の男性にはない魅力を伸ばし、多くの年上男性が持っている欠点を補えば、年下女性から好意を抱いてもらえる可能性があります。
年上男性の中には長く生きている分、自分の考え方やライフスタイルが確立されている方がいます。しかし、若い感性を取り入れられず、自分の考えにとらわれ過ぎていると、若い方からはとっつきにくい人と思われてしまうことも。
流行を取り入れたり、新しい考えを受け入れたりする柔軟性があると、若い方が親しみやすくなる可能性があります。
年の差婚をする年下女性が、年上男性に対して感じている魅力の一つは、頼りがいのあることです。そのため、年の差婚をする男性は親身になって相談に乗ってあげたり、デートのときに女性をエスコートしてあげたりする方もいます。
年下女性から見ると、年上の男性は余裕があるように見えることがあります。そのため、そうしたイメージに合う包容力を持つことが大切です。お相手が弱っているときに、いつでも安心して頼れるような存在でいられるよう、心がけましょう。
男女ともに近い年齢の人同士で結婚する傾向が高いため、年下女性と結婚するには年下男性に負けない、年上男性ならではの魅力を身に着ける必要があります。
年下男性の中には、社会人経験が短く、給与があまり高くない方もいます。一方で、年上男性は長く生きている分、昇進していたり、貯蓄があったりと経済力があるケースもあります。
収入があまり高くない方は貯金をするなどして、お相手となる年下女性に経済的な安心感を抱いてもらうようにしましょう。
年上男性は長く生きている分、年下男性よりも知識や経験を持っていると期待されることがあります。困っているときに自分から声をかけたり、相談に乗ったり、問題の解決に向かって手伝ったりと、頼りがいのあるところを見せるとよい印象を抱いてもらえる可能性があります。
年上男性は年下男性よりも年齢が高いため、人によっては老け込んでみえることもあります。どんなに魅力的な方であっても、親子ほどの年の差があるように見えるお相手を紹介することに、抵抗がある方もいます。
しかし、若々しくいることを意識すれば、年を重ねても魅力的に見えます。髪型を整えたり、シワのない服を着たりと身だしなみに気を遣うことが大切です。
年上男性の中には、長く生きてきた分、自分の考えが正しいと強く信じるあまり、相手の話に耳を傾けない方もいます。とくに自分よりも若い女性にはついアドバイスをしてしまいたくなることもあるでしょう。
しかし、相手の話を聞き入れようとしなければ、お相手が苦痛を感じてしまいます。年下女性との結婚に限ったことではありませんが、年下女性との結婚を考えている場合はとくに、お相手の話に耳を傾けるよう意識してください。
年下女性と出会うためには、年下女性が利用していることがあらかじめわかる婚活サービスを利用することが大切です。お相手の年齢を事前に知れる婚活サービスには、婚活アプリや年齢を限定した婚活パーティー、結婚相談所などがあります。
年の差婚をしたい方はまず、年下女性と出会う必要がありますが、日常生活で自然に出会い、恋愛に発展するのは難しいものです。そのため、婚活サービスを利用して、年下女性を探すのも方法のひとつでしょう。
とくに結婚相談所では、自分が希望する年齢のお相手を絞り込んだうえでお見合いすることができます。入会時に身分証明書の提出が義務付けられているため、虚偽の申告がされることはほとんどありません。
結婚相談所にも種類があり、所属している会員の男女比や年齢層もバラバラです。自分の希望に合った人がたくさん所属していそうか、競争率は高くないかなどを考えて、自分に合った相談所を選ぶとよいでしょう。
結婚相談所IBJメンバーズでは、無料カウンセリングを行っています。希望の年齢の女性が何人くらい活動しているかなどもカウンセリング中に確かめられるので活動中のイメージが湧きやすくなります。気になる方は一度無料カウンセリングを申し込んでみてはいかがでしょうか。