新しい年の幕開けです。皆さんは、楽しいお正月を過ごせましたか？

この季節は、家族や親戚、気の置けない仲間と過ごす方が多いですよね。
１年の終わりと始まり。このような節目に一緒に過ごす家族が居て、楽しい時間を過ごすことが、明日への活力になります。そして、楽しそうな家族に触れて「自分も家族を作りたい」＝「結婚したい気持ち」が高まるシーズンとも言われています。

新年にあたり初詣をされた方も多いはずです。
これは季節の行事で、子供の頃から脈々と受け継がれ、当たり前の事として行動していると思います。お正月や節分などの季節の行事、七五三や、入学式・卒業式などの人生の節目に行われる「○○式」というものに、ほとんどの方が参加、または挙行した経験があるはずです。

そろそろ結婚したいと思う年齢になり、結婚を意識したあなたにとっては、「結婚式」という大切な行事が気になるところだと思います。そこで、「どんな手順を踏んで結婚していくのか？」や「どのような結婚式があるのか？」についてご紹介していきます。

プロポーズが終わったら、家族になる準備を始めよう

恋人関係で居ることは「二人の世界」。
結婚することは「互いの家族も含めて、皆で家族になること」。

ということは、プロポーズを経て、二人の「結婚の意思」が固まったら、
「家族になる準備」を始めていくことになります。
「私たち、家族になりたいです」宣言と「家族になることを認めてください」ということを丁寧に行ってください。

こう聞くと、
「なんだか面倒くさい」と考えがちですが、
この一連の流れを経験してみると
「やって良かった」と感じる方が８０％を超えています。

新しい家族が増えることは、とても幸せなこと。家族の意外な側面を感じることができ感動もあるはずです。

まずは、スタンダードな「結婚までの流れ」をご紹介いたします。

・女性の両親にご挨拶

日本では昔から、「男性が女性を嫁にもらう」という考え方が根強いので、ご挨拶は女性側の両親から先に済ませることが良いとされています。

余談ですが、昔から言われている
「お嬢さんを私にください」
という言葉で、父親が「娘はモノじゃない」と怒ってしまったなど、一般的な言葉と言われてきたものを受け入れられない場合もあるようなので、挨拶の成功のために、文言は、事前に二人で打合せをするといいかもしれません。

承諾を得られたら、この後行う「両家顔合わせ」や「結婚式・結納の有無」など、女性側の両親の意向をざっくり聞いておくことをお勧めします。「娘が選んだ男性は、私達の意向も尊重してくれている」という姿勢は、印象も良いですし、情報を収集しておくことで、この後の行動がよりスムーズになります。

・男性の両親にご挨拶

女性側の家族への挨拶が済んだら、男性側の両親の家を訪問します。
二人の結婚の意思や、女性側の家族への挨拶がつつがなく済んだことなどを報告してください。
挨拶や報告、男性側の両親の承諾が得られたら、このとき、相手側の両親の意向を考慮しながら、「両家の顔合わせ」のことや「結婚式・結納の有無」など話し合うといいと思います。

・両家の顔合わせ＆結納

両家の初めての顔合わせは、食事会形式が多いようです。職場や仕事でも「忘年会」や「接待」があるので、ご存知とは思いますが、同じ食卓で同じものを食べることで、心が通い合い、友好な関係が築けると言われています。
例えば、男性側なら「本当にこのお嫁さんで良いのか？」、女性側なら「本当にこの男性に嫁がせていいものなのか？」、お互いに「互いの家族は安心できるものなのか？」など、ざっくばらんに行われる和やかな会食が、このような両家の不安を解消して安心につながります。

この場所で、今後結婚式を行うのか？結納するのか？省略するのか？など、ある程度のことを話し合う雰囲気になると思いますが、もし、この会食の前までに、なんとなく懸念事項を感じていたとしたら、いろいろのことが嘘のように無くなっていくのを目の当たりにすると思います。

結婚を意識するような年齢を持つご両親なら、それなりに人生経験のある大人の集団。おそらく丸く収めてくれるはずです。

また両家の話し合いは、深い話が出来るような静かな個室などを準備するといいでしょう。最近の傾向としては、家族の顔合わせだけで結納は省略しましょうね。ということも多いようです。
実家同士の距離が離れているなどの諸事情で、何度も集まることが難しい場合など、家族の顔合わせと結納を一緒に行ってしまう場合もあります。細かいルールは両家で一番良い形を作っていくことが大切ですね。

結婚のスタンダードは、結婚式場で結婚式と披露宴を行う

人気のある式場の場合、１年待ちというのはザラにあるようです。
結婚の意思が固まった後、親への挨拶をしつつ、並行して結婚式場の日程を抑えるなど、早めのリサーチ＆行動が必要のようです。

結婚式場での結婚式は、教会式、神前式など選べます。
昔の披露宴は、数百人と大がかりなものもありましたが、最近の披露宴は少人数の家庭的な披露宴が主流のようです。

お色直しや食事、引き出物など、いろいろとお金のかかる結婚式場での結婚式ですが、一度に、親戚や友達に結婚相手を紹介することができ、お祝いしていただき、お祝いのお返しまで出来ることが最大のメリットだと思います。

結婚式を行わなかったカップルの中から、
「結婚式を行わなかったので、結婚の挨拶をするために、各親戚のお宅を訪問しなければならなくて、かえって面倒だった。これなら、一度で済む結婚式を行ったほうが楽だったかもしれない。」という意見を聞くことも多いです。

地味婚＆ナシ婚で思い出作りも素敵な選択

「地味婚」は結婚式場で行うより、お金をかけないで地味に結婚式を行うこと、
「ナシ婚」は、結婚式を行わないこと。つまり「結婚式は無し」という意味でナシ婚という言葉もあるようです。

・地味婚

地味婚の一例として、人気のあるリゾートウエディングをご紹介します。
旅費はかかりますが、新婚旅行も兼ねていると考えられますし、挙式をする国によっては、日本に比べると圧倒的にリーズナブルだからです。両親と兄弟姉妹のみ挙式に参列してもらうなど、慎ましいイメージの結婚式。
青い空と海の下で、地味だけど、決して地味じゃない素敵な結婚式になるでしょう。

家族も呼ばないで、二人だけの海外リゾートウエディングという方法もあります。
チャペルで誓いをたてて、写真を撮りつつ、祝いの食事をする。というような流れになりますが、周辺に居る観光客が二人を祝福してくれるので、決して寂しいウエディングにはなりません。
日本で挙式するより、海外に居る観光客のほうが、盛り上げ方が凄いかもしれませんよ。

・ナシ婚

「結婚式にお金をかけるより、生活にお金をかけたい。」とか、「結婚式にかけるお金を新居の頭金にしたい。」など、先の生活を豊かにしたいために、お金のかかる結婚式をしないカップルも多いようです。

でも、「何かしら、けじめが欲しい」と思われる方には、神社で行われている「結婚報告式」をおすすめします。玉串料は必要ですが、結婚式に比べたら本当にびびたる金額です。

結婚を神様に報告して祈祷を行ってもらう正式な儀式ですので、その後、結婚生活の記念日に、その神社を二人で訪れるなど、節目を大切にできます。気になる方は、神社本庁などで調べるといいと思います。歴史のある神社などは、参道が大変立派なので、かなり厳かな気持ちになるでしょう。

まとめ

一生に一度の結婚ですから、みんなに祝福してもらいたいものです。
そして、結婚は女性のためのものと言われているように、愛しい結婚相手に「せっかくだから憧れのウェディングドレスを着せてあげたいな」とか、「けじめをつけてあげたいな」と思うものです。

また、長い結婚生活は山あり谷ありです。「結婚式を挙げないで簡単に結婚すると、簡単に別れそう」とか、「手順を踏んで結婚するとお互いを大切に出来る」などという声もあります。一言で「結婚」と言っても、カップルの数だけ結婚の形がありますので、そこは気楽に話し合えるお相手を見つけたいものですね。

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