ひと昔前は、「男性は外で働く、女性は家で家事をする」という根強い風潮がありました。現在では夫婦共働き世帯が増えてきたこともあり、夫や彼氏が家事をするという家庭も少なくありません。
今回は、共働きの奥さんがいらっしゃる方、彼女と同棲されている方に、ぜひ実践していただきたい家事を紹介します。まだ一緒に暮らしていないけど、よく彼女の家に泊まりに行くという男性も必見です!
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一般的に「家事」と言えば、料理、洗濯、掃除、ペットや子供の世話などが浮かびますが、これらは目に見える家事。実は、家事には夫が意識していない「目に見えない家事」があるのです。
たとえば、大手不動産会社が行ったアンケートでは 、夫と妻では家事参加率に大きなギャップがあることがわかっています。アンケート結果によれば、妻が思っているよりも「自分は家事をやっている」と思い込んでいる夫が多く、年代が上がるにつれて妻に家事を依存する傾向が見られたのです。
掃除や洗濯、料理など目に見える家事に参加することはもちろん大事ですが、妻が日常的にやっているため、夫が気に留めていない「目に見えない家事」こそ、男性が積極的に参加することで女性に喜ばれるのではないでしょうか?
ここでは、アンケート調査を元に「目に見えない家事」のなかから、妻や彼女から喜ばれるものをピックアップしました。
一人暮らしの経験のある方なら、ゴミの分別がどれだけ面倒なことかおわかりですよね。ゴミ出しは指定の場所にゴミ袋を出すだけなので簡単ですが、その前に自治体のゴミ出しルールを守ってきちんと分別しましょう。
奥さんや彼女がゴミの曜日を忘れても、夫や彼氏が率先してゴミの分別・ゴミ出しを率先して行えば、喜ばれること間違いなし!特に朝食の準備や子供の世話で忙しい朝は、「今日はプラゴミの日だから出しといたよ」なんて言われると、女性はとっても嬉しいんです!
妻や彼女と一緒のベッドで寝ている男性のみなさん、朝起きたら布団類をそのままにしていませんか?
起床後にベッドを整える、おふとんのシーツを交換する、布団を干す、模様替えで毛布や羽毛布団を収納するなど、ベッドまわりは意外とやることが多いんです。一人暮らしだとあまり気にならないベッドの乱れも、彼女と一緒や家族と生活することになれば、きちんとベッドメイキングをしたいもの。夜、寝る前にベッドがきれいに整えられていると、気持ちよく就寝できそうですよね。
お仕事でスーツを着る男性は、ワイシャツのアイロンがけを奥さんや彼女に任せっきりにしていませんか?「見えない家事」のなかでも、ワイシャツのアイロンがけは「女性がするもの」というイメージを持っている男性は少なくありません。
自分が会社に着ていくワイシャツは、自分でアイロンがけをしましょう。家事の中では細かい部分ですが、このような「気付き」は女性に非常に喜ばれます。アイロンがけが面倒なら、クリーニングに出すのもひとつの時短です。ただし、クリーニングに出したワイシャツは自分で取りに行ってくださいね!
お料理や食後の片付け、食器洗いを手伝うという男性は少なくありませんが、意外と気づきにくいのが調味料の補充や交換です。お砂糖、塩、お醤油、ドレッシングなど、調味料がどこにあり、今どれくらいの量か把握していますか?無くなる前に男性が気づいて補充したり、買い出しに行ったりすると喜ばれますよ。
仕事から帰ってきたらスーツは脱ぎっぱなし、お風呂に入るときは服を脱ぎっぱなし……一人暮らしなら問題ありません。
でも、彼女と二人暮らしだったり、家族で暮らしていたりするときは、やはり脱いだ服はクローゼットやタンスにしまうか、洗濯物としてまとめるかしましょう。脱いだ服は必ずだれかが片付けなければなりません。だったら、脱いだ本人が片付けるべきですよね。
無くなると困るのがトイレットペーパーやティッシュ。先ほど紹介したアンケートでは、ほとんどの家庭がトイレットペーパー・ティッシュの補充をほとんど妻がやり、夫はそれを家事とすら認識していないという結果が出ています。
さらに、トイレットペーパーやティッシュをスーパーなどで購入するとなれば、両手が塞がるほどかさばります。加えて料理の具材なども一緒に購入すれば、かなりの荷物となり、女性には大きな負担となります。トイレットペーパーやティッシュがもう少しで無くなりそうだなというときは、男性が率先して買い出しに行ったり、補充したりしましょう。
町内会やマンションの寄合いといった「ご近所付き合い」も、家事の一部と言えます。これも女性に任せっきりで、集まりの存在自体を知らない男性も多いのではないでしょうか?
集まりの時間にもよりますが、30分~1時間は家を空けることになるため、他の家事を担わなければならない女性はかなり大変です。ここは男性が参加することで、女性の負担を減らしてあげたいですね。
よく「妻(彼女)の家事を手伝っています」と誇らしげに語る男性がいます。たしかに奥さんや彼女は助かっているかも知れませんが、「お手伝い」という意識からもう一歩踏み込んで、「家事を分担する」という意識を持ってみませんか?
つまり、「料理は妻(彼女)に任せるけど、洗濯に関することは自分が全て責任を持ってやる」という意識を持つことです。
このような「自分も家事の当事者である」という考えを持つことができれば、今回紹介したような「見えない家事」にも気づくことができ、より奥さんや彼女の負担を減らすことができますよ。
夫や彼氏にやってもらえると嬉しい家事7選を紹介しました。今回は「目に見えない家事」をピックアップしましたが、もちろん料理や洗濯、掃除なども男性側が率先してやってみてくださいね。
何より大事なのは、家事をやってくれている奥さんや彼女への感謝の気持ちですよ!