恋人時代と違い夫婦として生活を共にする時間が増えたことで、夫婦仲がうまくいかない方もいるのではないでしょうか。まずは夫婦仲が悪くなる原因を知り、仲良し夫婦が実践している夫婦円満のコツを取り入れて、夫婦円満な生活を目指してみませんか?
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夫婦円満とは、夫婦関係が満ち足りていて穏やかな状態を指します。
結婚生活をともにする中ですれ違いや衝突があるのは当然ですが、それを乗り越えてお互いに穏やかな生活を贈れているなら、夫婦円満な状態と言えるでしょう。
夫婦円満とはいえないカップルの数は、少なくありません。
令和2年の人口動態統計によれば、令和元年の離婚率は1.69%です。これは1,000人のうち1.69人が離婚していることを表す数値で、100人のうち16.9人が離婚している計算です。これはあくまで離婚に至ったカップルの割合ですから、円満とは言えないながら婚姻関係を続けているカップルを含めるともう少し多い数値になるでしょう。
夫婦がうまくいかない主な原因には、以下の4つがあります。自分に当てはまるものがないかどうか、結婚生活を振り返ってみましょう。
お互いに対して興味がないと、パートナーの心情を慮ることができません。干渉しすぎるとかえってストレスになる場合もありますが、相手が気持ちよく過ごせているかどうかに気を配れるくらいには、お互いに対して興味を持っておくことが大切です。
自分がしてあげたことに対して感謝の言葉がないと、残念な気持ちになってしまい、相手が困っているときに手助けしようという気持ちがなくなってしまいます。
これは夫婦に限ったことではありませんが、長く一緒に生活している夫婦だとお互いの存在や相手がしてくれたことに対して当たり前だと思い、「言わなくてもわかるだろう」と感謝の言葉を省略してしまいがちです。パートナーの気持ちや行動をありがたいと感じたら、感謝の気持ちを伝えるよう意識しましょう。
結婚生活を長く続けていると、意見の衝突やケンカが起きるのは当たり前です。しかし、その際に話し合いをして解決しようとせず、お互いへの不満を溜め続けていると関係が悪くなってしまいます。
些細なことでも気になることがあったら話し合いの場を持つ、定期的に家族会議を開くなど、話し合いの場を持つことが大切です。
リモートワークや外出自粛などの影響からおうち時間が増加し、自分ひとりの時間が確保しにくくなったことや、家事へ口出しされることが増えたことでギクシャクしてしまう夫婦も増えています。
適度な距離を保てるよう、一方が家にいる間は一方が外出する、部屋の中にパーテーションを設ける、必要以上にお互いの家事に対して口出ししないなどの工夫をすると良いでしょう。
夫婦円満の秘訣について、既婚者の方数名にお話を聞きました。実践できていないものがあれば、生活に少しずつ取り入れ、夫婦円満を目指しましょう。
パートナーに感謝を伝えると「また次もしてあげよう」というモチベーションにつながるものです。気づかいの良い循環が途絶えないよう、感謝を言葉にして伝えるクセをつけましょう。今日から意識して「ありがとう」と伝えるようにしてみてはいかがでしょう。
夫婦間でコミュニケーションをしっかりとるのは大切なことです。その日あったことを話したり、テレビを見ながら談笑したりするだけでも和やかになれますし、お互いの体調や変化に気付くこともできます。
夫婦生活を長く続けていると、愛情表現をするのが照れくさくなることもあります。しかし、黙っていては相手に気持ちを伝えることはできません。「愛してる」というストレートな言い回しが言いにくければ、「頼りになるね」「料理がおいしいね」といったポジティブな声掛けを意識してみましょう。
夫婦に限ったことではありませんが、嘘をつくと信頼関係にヒビが入ります。たとえ嘘がバレなくても、嘘をついている側は「相手も嘘をついているのではないか」と疑心暗鬼になってしまいます。
何もかもをあけっぴろげにする必要はありませんが、お相手への不満を隠すことを含めて、できるだけ正直になるよう心がけましょう。
夫婦生活ではお互いに尊敬し合うということが大切です。相手を尊重する気持ちが欠けてしまうと、相手に接する態度も変わってしまいます。苦手なことは補い合えばいいため、すべてを尊敬する必要はありませんが、どこか一か所でも尊敬し合える部分を持っていると円満な関係が長続きします。
夫婦間の仕事量や外出時間、得意なこと、得意な家事などは違うものです。苦手なことは頼り、得意なことは率先して引き受けるようにすると、お互いのストレスが減り、円満な関係が築きやすくなります。
意見が衝突しても、話し合いの場を持てば、意見の違いを乗り越えられる可能性があります。何かあったときに話を切り出せない場合は、家族会議の場を定期的に持つなどし、お互いへの不満を長く溜め込まないようにしましょう。
一緒に暮らしていれば喧嘩が起きるのは当然ですが、同じ理由で喧嘩しないようにすることが大切です。何度も同じ理由で衝突すると、お互いに対して信頼がなくなり、話し合う気力がないままに関係が悪化していってしまいます。相手から一度指摘されたことは繰り返さないよう、お互いに気を付けましょう。
夫婦と言えどひとりの他人であるため、ずっと一緒にいると疲れてしまいます。過度な干渉を避けて、お互いがひとりの時間をつくれるよう意識しましょう。お互いに家にいる時間が多い場合は、一方が出かけるようにしたり、部屋を分けたりするのも方法のひとつです。
夫婦だからと遠慮なく何でもお願いしてしまい、知らず知らずのうちに相手に頼みごとをしすぎることで相手に負担をかけたり、期待外れで落ち込んだりすることもあります。何でも言い合える夫婦だからこそ、お互いを気遣うことを意識し合うようにしましょう。
円満な夫婦関係を築くためのポイントをご紹介してきましたが、相性の良い人と結婚すれば、夫婦円満になれる可能性は高くなります。
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