あなたは、「いい夫婦とは」と尋ねられたら、何と答えますか?
ラブラブな夫婦、お互いに支え合っていける夫婦など、人によってさまざまな意見があるかと思います。
実は、男性と女性では「いい夫婦」に対して抱くイメージが違うようです。結婚したらパートナーの接し方に戸惑いを覚えることがあるかもしれませんね。
今回は男性の方に向けて、女性に聞いた「いい夫婦」の意見と、実現したいと思える理想の夫婦像について紹介します。
目次
IBJでは、独身男女約900人に、「いい夫婦」についての意識調査を実施しました。
調査では「いい夫婦とはどのような夫婦のことだと思いますか?」という質問に対し、得られた上位5つの回答は次のとおりです。
質問:いい夫婦とはどのような夫婦のことだと思いますか?
感謝の気持ちを忘れない夫婦 51.2%
足りないところを補い合う夫婦 16.8%
お互いの時間を尊重できる夫婦 15.8%
いつまでもラブラブな夫婦 8.9%
友達みたいに楽しい夫婦 7.4%
回答者の半数以上が、いい夫婦とは感謝の気持ちを忘れない夫婦をイメージしていることがわかりました。また、それぞれの回答には「お互いに相手を思いやる気持ちを持つことが大切」という共通点が見られます。
また別の「いい夫婦」に関する意識調査では、男女の回答に違いがありました。
男女別に「理想の夫婦像」を尋ねたところ、男性と女性それぞれから得られた意見は次のとおりです。
<男性の意見>
・ 適度な距離感で干渉しすぎず、自立した夫婦
・ 隠し事がなく、言いたいことは言い合える仲
<女性の意見>
・ 歳を重ねても仲良しでお互いが思いやれる関係
・ いつまでも恋人気分を忘れないラブラブな夫婦
どちらの意見もいい夫婦の要素であることは変わりないものの、夫婦の距離感や接し方に違いがあるようです。
この違いを理解せずに夫婦になったとき、「どうして隠し事をするの?」「どうしてもっと愛情表現をしてくれないの?」といったすれ違いが起こるかもしれません。
男女でいい夫婦について考えるときは、相手が思う理想の夫婦像を理解し、受け入れたうえですり合わせをする必要がありそうですね。
いい夫婦のイメージと男女の意見の違いを踏まえ、実現したい理想の夫婦像を考えてみましょう。
「夫(妻)と一緒にいると疲れる…」と感じるようでは、いい夫婦の関係であるとは言えません。
自分を飾らず、ありのままで、自然体でいられる夫婦ほど、良い夫婦なのではないでしょうか?
ありのままの自分でいるためには、夫婦間のコミュニケーションが欠かせません。子供ができて家族が増えると、どうしても恋人同士のときのような夫婦関係を維持することは難しいものですが、相手を尊重し、思いやれる気持ちがあれば、良好な関係でいられます。
夫婦の何気ない会話でも、また仕事や家事で疲れているときでも、笑顔を心がけることで、リラックスした自然体の夫婦でいられるでしょう。
お互いが自立している夫婦とは、たとえ各自が1人になっても生活していける夫婦のことです。
相手に過度に依存せず、自分のことは自分でやる。でも、一緒にいたいから夫婦の関係を選択している。これはお互いが自立できていないと実現することはできません。
男性であれば、妻が妊娠や出産で仕事や家事ができないときに、妻に代わって役割を全うする。必要なときに役割分担ができる関係を築けるよう、自立した夫を目指したいですね。
結婚した当初は恋人気分のままラブラブな関係でいられても、子供が生まれたり、親と同居したりして家族が増えると、どうしても夫婦水入らずの時間は作りにくいものです。
二人で出かけることがなくなった、ベッドが別々になったという夫婦は、会話が少なくなったり、セックスレスになったりして夫婦関係が希薄になったという意見も少なくありません。
いつまでもラブラブな夫婦関係をキープするためには、意識的に二人だけの時間を持つことが大切です。
夫婦でいる時間が長いとついつい「パートナーはいて当たり前」となりがちですが、二人の時間を持つことで「パートナーがいてくれる幸せ」を確認し合いましょう。
恋人同士になったばかりのころは、相手の好きなところ見つけようとしたり、自分の良いところを見せようとしたりするものです。でも、恋人や夫婦の関係が長く続くと、どうしても相手の嫌な部分やダメな部分が見えてきます。
欠点が出たときにどのように向き合うかが、いい夫婦関係を続けるためのコツです。我慢すると不満が溜まっていき、いつか爆発して取り返しのつかないケンカになることもあります。
長年のクセを改善することはなかなか難しいことですが、お互いに欠点を指摘しあい、価値観や考え方のすり合わせをしましょう。
「自分のほうが年上なんだから」「自分のほうが収入があるんだから」といった優位性をふりかざして、夫婦間で上下関係を作ってしまうと、必ず夫婦関係はこじれてしまいます。
年上だから、稼いでいるから自分のほうが上、相手が下という考え方ではなく、対等な立場でお互いを支えていくという気持ちを持つことが大切です。
お互いに対等の関係で、なおかつ相手を尊重できる夫婦は、いくつになってもいい関係を続けていくことができます。
パートナーへの感謝の気持ちを忘れないように、1日1回は感謝の気持ちを伝えるように心がけると良いでしょう。
男性と女性、それぞれの視点から見た「いい夫婦」のイメージと、目指したい理想の夫婦像を紹介しました。
男女でイメージする夫婦像は違っても、お互いを尊重しあい、思いやれる関係であることが、理想の夫婦であり続けるために大切な要素です。
この記事を読んだことをきっかけに、ぜひパートナーと理想の夫婦について話し合ってみてはいかがでしょうか?