バツイチの方の中には、再婚を考えた時に婚歴があることで敬遠されるのではないかと心配される方もいます。しかし、再婚は珍しいことではなくなりました。今回はバツイチの方が再婚するうえでのポイントを解説していきます。
目次
バツイチの方が再婚したくなるタイミングには、一定の傾向があります。バツイチの方が結婚相談所を訪れたきっかけについて、婚歴のある方の婚活もサポートしてきた、 結婚相談所IBJメンバーズのカウンセラーに話を聞きました。
独身生活を続けるのが嫌になったり、このまま一人で老後を迎えるのが不安だと感じたりすることも、再婚を意識するタイミングの一つです。
内閣府が行った平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」の報告書によれば、結婚したい理由として「老後に一人でいたくない」と答えた30代未婚女性は68.2%※1(複数回答可)いました。
この調査は未婚者を対象にしていますが、年齢が高くなるにつれて、独身生活を抜け出したいと考える人は婚歴に限らず一定数いる可能性があります。
周囲の結婚や再婚を機に、婚活を始める方もいます。結婚の意向に関係した周囲からの影響として最も多かったのは「周りの友人・知人が次々と結婚や出産をする」(62.7%※1)でした。
これは婚歴のある方に限ったことではありませんが、親しくしていた友人が結婚や再婚をして、会う頻度が減ると、自分も家庭を持ちたいと考える方は一定数いることがわかります。
参考:内閣府 平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査 」
バツイチの方は再婚する前に、離婚の原因を改善できているか考えましょう。これは自分がバツイチの場合だけでなく、お相手がバツイチであるときにも当てはまります。
離婚の原因が自分にない場合でも、「お相手を見極める前に結婚を決めてしまった」といったところまで遡ると、改善点が見えてくることがあります。
過去を見つめ直すのは楽な作業ではありませんが、同じ失敗を繰り返さないためにも離婚の原因は何だったのか、原因を改善できているかを今一度考えてみましょう。
バツイチの方が再婚するためのコツは、バツイチであることを隠さず、婚歴の有無にこだわらないお相手に出会いやすい婚活方法を選ぶことです。
また、バツイチの方には、結婚生活を一度経験しているというアドバンテージがあります。過去の失敗を踏まえつつ、自分が求める結婚生活像を明確にすることで、自分にとって居心地のよい結婚生活を得やすくなる可能性があります。
婚活している方の中には、初婚のお相手を探している方もいます。そのため、バツイチの方は婚歴があることを気にしない方と出会いやすい婚活方法を選ぶことが大切です。具体的な婚活方法としては、婚歴がある事情を知る友人や知人の紹介や、バツイチの方が集まりやすい婚活サービスなどが挙げられます。
バツイチの方が再婚する場合は、なるべく早い段階で離婚の事実を伝えておきましょう。婚歴があることを隠しながら交際すると、関係が深まってから離婚していた事実を打ち明けることになります。お相手が初婚の方との結婚を望んでいた場合は、仲が深まってからお別れすることになるため、お互いに深く傷つく可能性もあります。
離婚の理由は人それぞれですが、人によっては「この人に何か非があったのでは」と考える方もいます。そうした疑念を打ち消すためにも、離婚理由は正直に話しておきましょう。
また、過度な飲酒やギャンブル、暴力や借金、浮気などが原因で別れてしまった場合も正直に伝えておくと、同じ失敗を繰り返さないための方法を模索することができます。
バツイチの方は結婚生活を一度経験しているため、結婚生活で大切にしたいことを掘り下げやすい可能性があります。
例えば相手が子供を希望していなかったことが原因で別れた方であれば、次に結婚を考える相手には子供についてどう考えているのか事前に確認するようにしましょう。
同じ失敗を繰り返さないようにするためにも、結婚生活やお相手に求める条件を明確にすることが大切です。
バツイチの方が婚活する際におすすめの婚活方法をご紹介します。自分に合う婚活方法がどれか考えてみましょう。
職場の同僚や友人の紹介で出会った人など、事情を予め知っておいてくれている方と関係を深めると、婚歴があることを説明する頃合いを見計らわずに済みます。
また、第15回出生動向基本調査によれば、夫婦が出会ったきっかけで最も多いのは「友人・兄弟姉妹を通じて(30.9%)」、続いて多いのが「職場や仕事で」(28.1%)でした。この調査では婚歴の有無による違いはわかりませんが、職場での出会いや友人の紹介を通じて結婚する人が一定数いるとは言えるでしょう。
参考:国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」
婚活アプリは、結婚したい人に出会いの場を提供するアプリです。アプリごとにサービスは異なりますが、趣味や属性をテーマにしたコミュニティが設けられているアプリもあります。
婚歴がある方ばかりを集めたコミュニティや、婚歴がある方歓迎のコミュニティなどに参加すれば、お相手の婚歴の有無にこだわらない方に出会いやすくなる可能性があります。
また、ご自身のプロフィールに婚歴を記入するアプリを利用すれば、婚歴があることをお相手に事前に知っておいてもらえます。
婚活パーティの中には「バツイチ歓迎」「バツイチ限定」といったテーマが設定されているものがあり、こうしたテーマが設定されたパーティに参加すると、婚歴にこだわらないお相手に出会える可能性があります。
結婚相談所は、結婚の意思がある方に出会いの場とサポートを提供するサービスです。結婚相談所では、婚歴やお子さんの有無といった詳細なプロフィールを登録したうえで、希望条件にマッチングする人とだけお見合いするため、婚歴やお子さんの有無が障壁となって交際に進めないケースが少なくなります。
結婚相談所IBJメンバーズを訪れる方の中にも、婚歴があることでなかなか良い出会いに恵まれなかったとお話する方もいます。身近に出会いがない方も、婚活サービスなどを利用すると、結婚する意思がある独身者に出会いやすくなるため、再婚できる可能性もあります。
また、離婚理由についてどのタイミングで相手に話すべきか、どのように活動すればうまくいくか婚活のプロであるカウンセラーと相談しながら活動できることも他と違う点になるでしょう。
結婚相談所では、婚歴やお子さんの有無を予め公開することがほとんどのため、婚歴とお子さんの事情を承諾した方とだけお見合いできます。
また、結婚相談所には入会審査があり、独身・収入証明書が義務付けられているなどの手間が発生するため、結婚への真剣度が高い方が集まる可能性があります。
ただし、結婚相談所ごとに、サービス内容や所属している会員層などは異なります。結婚相談所の利用を検討する際は、相談所の無料相談で話を聞き、比較検討するとよいでしょう。