婚活を始めるにあたって、理想のお相手の条件を挙げる人も多いかと思います。しかし、条件が厳しすぎるあまり高望みだと言われてしまうことも。自分が求めている条件が高望みなのか具体的なケースを知り、高望みの場合は解決方法を実践してみましょう。
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婚活で高望みしている状態には、身分不相応なお相手を求めているケースだけではなく、条件を満たせる人が少ない条件を挙げているケースも含まれます。高望みには、ご自身の魅力の有無は必ずしも関係ないのです。
婚活で高望みとされがちな条件であるかどうか知るには、希望条件に当てはまる方がどれだけいるのか知っておく必要があります。
挙げた条件に当てはまる人がほとんどいないことがわかれば、条件の範囲を広げざるを得ないからです。ご自身の希望条件が高望みの状態に当てはまらないか、日本人男性の平均値と比較しながら考えてみましょう。
結婚相手に求める条件としてルックスを挙げる人も一定数いると思います。身長に関してはデートの時にヒールを履いても気にならないくらいの高さがいいという理由で、細かく設定することもあるのではないでしょうか。
しかし、令和元年の国民健康・栄養調査によれば、30代男性の平均身長は171.5cm※1です。また、令和元年の学校保健統計調査によれば、17歳時点で180cm以上の男性は全体の6.78%※2であることがわかっています。
※1:「令和元年 国民健康・栄養調査」
※2:「令和元年 学校保健体育調査」
結婚生活をする上でお金はとても大切な要素の一つです。そのため、お相手に求める条件で年収〇〇万円以上とこだわることはおかしいことではありません。
ただ、現実的なお話しをすると、30~34歳男性の平均年収は458万円、年収600万円代の男性は全体で9.2%※3です。
※3:国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」
学歴は婚活において気になるステータスのひとつです。平成22年度の国勢調査によれば、30~34歳男性で最終学歴が大学である方は37.5%です。
対して、同じ年齢層の短大・高専卒は14.6%、高校卒業者は40.9%※4となっています。大学を卒業された方の中から、さらに特定の大学を卒業していることを条件に設けると、条件を満たす方がさらに少なくなってしまいます。
※4:総務省統計局 「平成22年度 国勢調査」
婚活で高望みをしてしまう理由に共通しているのは、お相手を条件でジャッジしようとする姿勢です。婚活は選ぶだけではなく選ばれるものであることを忘れず、条件面以外にも相手の良いところを見つけようとする謙虚な姿勢で臨みましょう。
これまでにたくさんのお相手と交際してきた方や、忘れられない恋人がいる方などは、過去の恋人と比較してしまうこともあります。
過去の恋人が理想的なお相手ではなかったとしても、過去が美化されて優れていた部分だけを思い出してしまうこともあるでしょう。いずれにしても、過去のお相手と交際するわけではないため、過去の経験は一旦忘れてまっさらな気持ちで検討することが大切です。
周囲の人からよく思われたい気持ちが強い方は、婚活でも高望みしやすい傾向があります。年収や学歴といった条件面やお人柄がいいほうが、周囲の方に羨ましがられたり、祝福されたりしやすいためです。
しかし、長い結婚生活を送るのは当人同士です。いくらハイスペックなお相手でも相性が合わないと結婚生活は続きません。人からどう思われるかよりも、自分にとって居心地の良い生活を送れるパートナーはどんな人かと考えたほうがよいでしょう。
こだわりが強いと、条件に当てはまる人の数が少なくなり、お相手が見つかりにくくなります。
たとえば「お相手の身長は180cm以上でなければ嫌だ」と特定の条件にこだわっていると、179cmのお相手は弾かれてしまいます。絶対に譲れない条件がある方は、なぜその条件にこだわりたいのか、179cmではどうしてダメなのかを考えてみると、条件を広げられる可能性があります。
婚活で高望みすると、条件に合うお相手が見つかりにくくなるデメリットがあります。結果として婚活が長引き、心身への負担や費用が増加してしまう可能性もあるため、場合によっては希望条件をゆるめるなどの工夫をするようにしてください。
婚活で高望みをすると、出会いの数が減ってしまう傾向があります。条件を満たす人が少なければ、出会いの可能性も狭まってしまうためです。
また、お相手に実際に会う機会が少ないと比較対象が少ないため、条件に当てはまる人がいても「もっといい人がいるのでは?」と決めきれずに婚活を終わらせるタイミングを見失ってしまう可能性があります。
自分の譲れない条件にこだわりすぎると、理想がさらに高くなってしまうこともあります。
たとえば、年収600万円のお相手と交際できた場合、年収600万円のお相手には簡単に出会えるのだと感じ、次は年収800万円、年収1,000万円と、条件の難易度が上がっていくことも考えられるためです。
自分が大切にしたい条件を知っておくことは判断軸を持っておくうえで重要ですが、絶対視しすぎないようにしましょう。
婚活で高望みすると、条件に当てはまる人になかなか出会いにくくなり、理想のお相手とめぐりあうまでに時間がかかってしまう傾向があります。
同世代の独身者の数は時が経つにつれて減っていくため、婚活の期限を決めている方はとくに条件を広げることも選択肢の一つとして考えてみましょう。
時間がかかっても完璧な条件の人と出会いたいのか決めた年齢までに、少し条件を広げても結婚したいのか、どちらを自分の中で優先するか決めることも大切です。
婚活で高望みをやめるためには、これまでの婚活の進め方や考え方を見直すことが大切です。自分が高望みしてしまう理由に一番近いものから改めてみましょう。
まずは自分の希望条件に当てはまる人がどのくらいいるのかを調べられる範囲で調べてみましょう。条件によっては、条件に当てはまる人がそもそもほとんどいないこともあるためです。
年収や身長、学歴といったデータは、国のデータで調べられます。また、結婚相談所で活動している方は、担当者に希望条件を入力してもらい、希望条件の人がどの程度いるのかを教えてもらえることもあります。
条件に当てはまる人がほとんどいないとわかれば、条件を変更する決意も固まりやすくなるでしょう。
高望みをやめるには、譲れない条件を一つに絞る方法もあります。条件がたくさんあると、すべての条件に当てはまる人を探すのが難しくなる可能性があるためです。条件を一つだけに絞ることで、出会える方の数が増え、可能性が広がります。
一度は会ってみると決めることも大切です。希望条件に当てはまらないお相手でも、実際に会ってみると意気投合して結婚に至ることもあります。
また、たくさんのお相手に会うと、会話の練習やお相手を見極める力を養うことにもつながります。
自分が高望みしているかわからない場合は、身近な友人や婚活のプロなどの第三者に客観的な意見を求めてみることも大切です。自分では気付かなかった改善点に気付ける可能性があります。
とくに結婚相談所の担当者のように、婚活のプロからもらえるアドバイスは、友人としてのつながりがない分、より客観的な意見を聞ける可能性もあります。
結婚相談所IBJメンバーズでは、無料カウンセリングを行っています。無料カウンセリングでは、お客様の婚活に関する不安やお悩みを解決するために、過去の恋愛や結婚観などをお聞きして、お客様に合った婚活方法をご提案します。
結婚相手に求める条件が高すぎるのか知りたいという方や、結婚相談所ではどんな方が活動しているか気になる方はお気軽にお問合せしてみてはいかがでしょうか。