あなたは結婚相手を選ぶなら、「母親と似ている人」と「正反対の人」、どちらを選びたいですか?
「結婚相手選びに母親を引き合いに出すと、マザコンと思われるのでは?」と考える男性は多いかもしれません。
でも、結婚相手のタイプについて調べたアンケート調査では、意外と多くの男性が結婚相手の女性に母親の面影を見ているようです。
今回は結婚相手が「母親と似ている人」と「正反対の人」、既婚者の男性はどのように見ているのか、またそれぞれのメリットについてお伝えします。
目次
ジブラルタ生命が行ったアンケート調査によると、「“父親似・母親似の相手に惹かれる”という説は本当だ」という設問に対し、男性は44.2%が「非常にそう思う」ないし「ややそう思う」と回答しています。
さらに、同調査の「妻が母親に似ていると感じたことがあるか」という設問に対しては、男性の58.7%が「似ていると感じたことがある」と答え、親に似た女性と結婚した男性は意外と多いということがわかります。
おそらく男性の多くは、積極的に母親に似ている結婚相手を選んでいるわけではないでしょう。
しかし、アンケート調査からもわかるように、結婚してみると実は奥さんが母親に似ているタイプだったということは少なくないようです。
無意識に母親に似ている結婚相手を選ぶのに何か理由はあるのでしょうか?
母親は男性にとって人生で最も長い時間を過ごす異性です。幼少期に作られる異性のイメージは、好き嫌いに関わらず母親が基準となります。
母親の愛情を受けて育った男性は、大人になってから付き合う彼女やパートナーの女性に、無意識に母親の姿を重ねてしまいます。
女性を見るときに、母親の異性のイメージを通して相手を比較・評価しているのです。
母親は幼少期を共に過ごし、愛情を受けて育った男性にとって一緒に居て安心感のある存在です。
パートナーを選ぶときも、多くの男性がルックスやステータスよりも一緒に居て安心できる、癒やされる女性を選びたいと考えます。
つまり、安心感のある女性=母親に似ている女性なのです。
逆に母親に対する想いが複雑だったり、幼少期にいい思い出がなかったりする男性は、母親を反面教師にして「母親とは正反対の人」「母親とは違うタイプの人」を求めることがあります。
母親の性格や子育てに不満を感じている男性は、意識しているか無意識かにかかわらず、同じタイプの女性を避ける傾向にあるのです。
いずれにせよ、「男性が女性を選ぶときは、多かれ少なかれ母親を基準に見極めている」ということが言えます。
母親と似ている女性を結婚相手に選ぶと、どのようなメリットがあるのでしょうか?
家が安らぎの場所でなければ、仕事から疲れて帰宅しても、ストレスを溜め込んでしまいます。だからこそ、一緒に居て安心できる、落ち着ける女性を選びたいですよね。
人生の中で最も長い時間を過ごしてきた女性である母親は、男性にとって安心できる存在です。
ジブラルタ生命のアンケート調査でも、「妻が母親に似ている」と感じている男性の多くが妻の優しいところ、明るいところ、家庭的なところを「母親似」として挙げています。
母親に似ている女性を結婚相手に選ぶことで、結婚後の生活に安心感や癒しを得られるでしょう。
性格の不一致が離婚の理由にもなるほど、共同生活において夫婦の性格が一致していることは重要です。
結婚相手に母親の性格に似ている女性を選ぶと、扱い方に慣れているので、気持ちが楽になります。
母親が何をすれば喜ぶのか、逆に何をすれば期限が悪くなるのか、男性の多くがその性格を理解しているのではないでしょうか?
また、自分が落ち込んでいるときや壁にぶつかっているときには、母親が励ましてくれたように結婚相手の女性もあなたのことを励ましてくれるでしょう。
母親に性格が似ている女性なら、自分の父親や母親に紹介しても安心だと思えるでしょう。結婚前の顔合わせで「親に気に入ってもらえるかな?」といった心配をする必要がありません。
父親からすると長年連れ立った妻と性格が似ている女性ですし、母親からすると自分と性格が合う女性とは意気投合するのも早いですよ。
当然ながら、母親と正反対のタイプの女性と結婚したからといって、性格が似ている女性と結婚した場合と比べて幸せになれないということはありません。
では、母親と正反対の女性を選ぶことでどのようなメリットが考えられるでしょうか?
人は少なからず自分とは違うタイプの相手から刺激を受けるもの。子どもは母親と性格が一致していることが多いので、その母親とタイプが違う女性を好きになることで、交際中や結婚後にこれまでになかった新鮮な経験ができるでしょう。
これまでになかった価値観でお互いに新鮮な刺激を与え合えるので、一緒にいると視野が広がり、物事への柔軟な対応力が磨かれます。
母親と性格が似ている女性と一緒に過ごしていると、「自分の母親ならちゃんとできていたのに……」「こういうところは母親と似て好きじゃないな……」というように、どうしても比べる場面が出てきてしまいます。
性格が正反対の女性であれば、家事や育児についても母親と比べることなく、柔軟に対応することができるでしょう。
結婚相手を「母親と似ている人」と「母親とは正反対の人」のどちらから選ぶか、アンケート調査や両者のメリットで考えてみました。
多くの男性が母親と似ている女性を結婚相手にすることを好意的に捉えていて、幸せな結婚生活を送っています。
どちらのタイプの女性がより幸せになれるかは比べようがありませんが、結婚相手を選ぶときはルックスやステータスに限らず、自分との相性や価値観の一致も含めて見極めましょう。