「結婚には妥協が必要」という言葉がまことしやかに言われますが、真実なのでしょうか?
婚活を進めていく上では多少の妥協が必要になるシーンもありますが、その中でも「妥協したほうがいい点」と「妥協すべきじゃない点」の見極めが重要です。
今回は婚活における妥協点について、さまざまな角度から解明してみたいと思います。
目次
現実に結婚するにあたって妥協した人はどれくらいいるのでしょうか?既婚女性にアンケートしたところ、妥協した・妥協していないはほぼ半数に分かれる結果が出ました。
「結婚を妥協した」という女性は、次のような理由があるようです。
・ 金銭面に不安はあったが、良い人だったから結婚した
・ 夫婦共働きで支え合っていけると思ったから
・ 年齢的に妥協しないと結婚できなかった
・ この出会いが最後のチャンスだと思ったから
・ 子供が早く欲しかったから
「女優やモデルでもない限り、妥協しないとほとんどの人は結婚できないんじゃないですか?」などという意見もあったほど、「妥協するのが普通」という意見は多く見られました。女性の中にもある程度の妥協が必要という意識はあると考えられます。
では、婚活で妥協できる点、妥協すべきではない点は何を基準に考えれば良いのでしょうか?
何を妥協し、何を妥協しないかを検討するにあたって、離婚経験のある男女に聞いた離婚理由がひとつの参考になるかもしれません。
離婚理由として挙げられた項目トップ5は、以下のとおりです。
第1位 価値観の違い
第2位 人生観の違い
第3位 性格の不一致
第4位 金銭感覚の違い
第5位 夫婦の会話がない
いずれも長年にわたって夫婦の共同生活を送る上では、看過できない要素ばかりです。この離婚理由トップ5を参考にすれば、婚活において妥協してもいい点・妥協すべきじゃない点が解明できると考えられます。
まずは「妥協すべきじゃない点」を見ていきましょう。前述の通り、離婚理由トップ5が参考になりそうです。
価値観・人生観
価値観や人生観はその人の生き方の指針となるもので、これまでの人生や過去の経験で培われていくものです。それ以外の点は妥協できても、価値観・人生観の違いだけはどうにもできないという人も少なくありません。
価値観や人生観の違う人と結婚ができないわけではないですが、不一致のまま長年の共同生活を幸せに送ることは難しいため、すり合わせや歩み寄りは必要となるでしょう。
性格の一致
価値観や人生観と並んで、性格の一致も結婚する上では重要な要素となります。性格は人それぞれ違うものですが、まったく気にならないところ、気になるけど妥協できるところ、絶対に妥協できないところはあるでしょう。
性格はすぐに直せるものではないため、どこまで許容できるかの見極めが重要です。
経済力・金銭感覚
女性が男性の結婚相手を見極めるときに、相手の経済力・金銭感覚はとくに重要視される要素です。しかし、結婚後に夫婦共働きを考えているのであれば、相手の経済力や金銭感覚が二人で家庭を支えていくのに十分かどうかを見極める必要があるでしょう。
価値観や人生観、性格よりはすり合わせが難しくはないため、結婚前に話し合いを持つことで両方の認識を一致させることが大切です。
コミュニケーションが楽しめるかどうか
長い共同生活を送る上で、夫婦のコミュニケーションは欠かせない要素です。「会話をしていても無言が続いて辛い」、「家庭内別居のような関係が続いている」という夫婦は、遅かれ早かれ「離婚」の二文字がちらついてしまいます。
したがって婚活を進めていくなかで、お相手とコミュニケーションが楽しめているかどうかは重視すべき要素となるでしょう。
婚活において最初はこだわりがちであるものの、いろんな人との出会いの中で「妥協してもいい」と思えるようになった人が多い要素をご紹介します。
ルックス
最初に妥協できる要素といえば、お相手の「ルックス」ではないでしょうか?
男性の中には、自分が理想とする女性のルックスに強いこだわりのある人が少なくありません。自分より若々しく、周囲の人に自慢できるほどの美人が良いという人もいるほどです。
人間は年齢を重ねることで見た目も変化していきます。自分の好みのルックスの人じゃないと、幸せな結婚が送れないということはありません。
年齢
婚活をはじめるときに「結婚するなら年下がいい」「子供がほしいので年齢にはこだわりたい」という男性は多いです。
しかし、婚活を通して出会った本当に理想の結婚相手が、当初想定していた年齢ではなかったものの、幸せな結婚ができたという人もいます。
実は、年齢はお相手の人柄や性格などで妥協できる可能性の高い要素なのです。年齢にこだわりすぎて出会いのチャンスを逃すこともあるため、ある程度の許容範囲を設けるようにしましょう。
仕事
「子供に好かれる保育士さんが良い」「赴任先についてきてくれるような職業がいい」など、女性の仕事にこだわる男性も少なからずいます。
しかし、現在はキャリアアップや働き方を理由に転職するケースも珍しくありません。
何より、お相手の仕事そのものが魅力的なのではなく、働いている本人が魅力的であるはず。ステータスにこだわりすぎず、しっかりとお相手の内面を見つめることが大切です。
婚活における「妥協できる点」「妥協すべきではない点」をご紹介しました。
あくまでも離婚理由を検討材料としたひとつの選択肢なので、本当にあなた自身が妥協できないという点があれば、徹底的にこだわるのもひとつの手です。
婚活におけるこだわり以上に大事なことは、あなたとあなたが選んだ結婚相手が幸せな共同生活を送ること。
結婚相手となる女性と本音で話し合い、妥協できるところ、妥協できないところを二人で見極めましょう。