シングルマザーであることで、相手の男性のことを気にしすぎてしまい、パートナー探しを諦めてしまうシングルマザーは少なくありません。そういった女性の多くは、「子どもがいると、恋愛をするのは難しいのでは?」という疑問を抱いているケースが多いです。子どものいない女性に比べるとさまざまなハードルはありますが、上記の調査結果から決してパートナーを見つけられないというわけはありません。
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シングルマザーであっても、新たなパートナーを求めるのはごく普通のことです。
総務省統計局「シングル・マザーの最近の状況(2015年度版)」によれば、日本の女性人口の約1.6%がシングルマザーで、人口にしておよそ106万人にもおよびます。
さらに「平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況(厚生労働省)」によれば、離婚女性のうち5年以内に再婚した割合は平均23%です。この割合は離婚した年齢によって変化し、19歳以下なら約40%、20歳~34歳なら約30%以上であると示されています。再婚していなくても恋愛関係にある人を含めれば、新たな恋愛・再婚相手を探すシングルマザーは決して少なくないといえるでしょう。
参考:https://www.stat.go.jp/training/2kenkyu/pdf/zuhyou/single5.pdf
参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/konin16/index.html
IBJメンバーズでもシングルマザーというだけで、結婚歴のない女性会員や、子どものいない女性会員と比べられてしまい、データベース上でのマッチングやお見合いまでたどり着きにくいという傾向にあります。
しかし、再婚を果たしている女性会員も存在します。理想のパートナーを見つけるためには、まずは男性の心理を知ることが必要です。
「シングルマザーでもOK」という男性が約43%
2016年、マイナビウーマンが男性112人を対象に「好きな女性がシングルマザーだと分かった場合の反応」についてアンケートを実施しました。その結果、多くの男性が「シングルマザーの女性も恋愛対象になる」と回答しています。アンケートの詳細な結果は次の通りです。
-------------以下引用---------------------
Q.好きな女性がシングルマザーだった場合どうしますか?
・ほかの人を探す……57.1%
・想い続ける……42.9%
参考資料:https://woman.mynavi.jp/article/161226-50/
-------------ここまで---------------------
「ほかの人を探す」と回答した男性の理由は、子どもとの関係性や男性自身の経済力を心配する意見が上がっています。
シングルマザーの方は子どもがいることに引け目を感じ、どうしても自信を失いがちです。しかしこの調査は40%以上の男性が、シングルマザーであっても一人の女性として魅力を感じてくれるという証拠でもあります。
男性が感じるシングルマザーの魅力
男性が感じるシングルマザーの魅力は、次のようなポイントです。
・人生経験が豊富で許容範囲が広く、包容力がある。
・地に足のついた判断ができ、高望みしすぎない。
・「この人」と決めたら腰を据えて関係を築いてくれる。
子どもを育てながら仕事もしっかりこなしている女性は、男性の目にも頼もしく映るものです。育児に時間を割かれて気になる男性との時間をなかなか作れないと悩むこともあるかもしれませんが、テキパキとさまざまな役割をこなしていく姿が他の女性にはない魅力を生んでいるともいえるでしょう。
シングルマザーにアプローチするのはどんな男性? IBJメンバーズの実例
IBJメンバーズにもシングルマザーの会員様はいらっしゃいます。
たとえば38歳・小学生のお子様がいる女性会員の場合、IBJメンバーズ内でのマッチング傾向は以下の通りです。
・年代:50代の方中心。ときおり40代の方。
・プロフィール:能力的に子どもが望めない男性。子どもが欲しいと考えている男性。
比較的高めの年齢層の男性や、子どものいる家庭に憧れがある男性が中心です。IBJメンバーズの男性会員様の場合、前段で紹介したような「シングルマザーの魅力」に加え、より実際的で子どもの存在にフォーカスした魅力を感じる傾向にあります。
シングルマザーにとっては「母としての顔」も「女性としての顔」もどちらも大切な自分自身の側面です。どちらか一方を抑え込んでしまったり、逆に強調しすぎたりする必要はありません。
新たなパートナーを探すのに結婚相談所を使う方もいれば、仕事や趣味を通じて出会いを見つける方もいらっしゃいます。どんな方法でお相手を探すにせよ、あなたがあなたらしく幸せをつかむために次のことを覚えておいてください。
1.どんな人と一緒になりたいか、面談を通じてハッキリさせておく
ハッキリしたプランにもとづいて活動を行うことで、候補となる男性が本当に理想通りか見極めることが容易になるでしょう。IBJメンバーズでは必ず会員様一人ひとりと面談を行い、お相手探しに求める条件を明確にします。それにより当社の婚活カウンセラーからお相手を紹介する際にも、よりマッチング度の高い男性をご紹介しやすくなります。
もちろん結婚相談所を利用しない場合でも、「どんな人なら一緒にやっていけるかな?」とよく考えておくことは大切です。いずれにせよわずかな印象だけで「この人がよさそう!」と即決せず、腰を据えて求める条件を満たしているかをじっくり判断しましょう。
2.ポジティブに粘り強く活動する
シングルマザーのパートナー探しは、子どものいない女性に比べて長引きやすいものです。前向きに粘り強くパートナー探しを続けることが重要でしょう。
「離婚経験者」や「未婚の母」が以前より珍しくなくなったとはいえ、敬遠する男性が少なくないのも事実です。なかなかお相手が見つからないと「やっぱり私じゃダメなのかな……」と落ち込むこともあるでしょう。しかし「自分だけが上手くいっていない」と悲観する必要はありません。
3.変に卑屈にならず、自然体でいること
シングルマザーであることで「付き合ってもらっている」と卑屈になったり、子どもがいる事実を隠そうとしたりするのはかえって悪影響をおよぼします。
シングルマザーであることは必ずしもマイナス要因とはなりません。シングルマザーを避ける男性もいれば、逆にシングルマザーに魅力を感じる男性もいます。ですから決して自分を卑下することはありません。
自然体でお付き合いすることで、母親としてのあなた、女性としてのあなた、両方を受け入れてくれる理想のパートナーと巡り合うことができるでしょう。
「シングルマザーは恋愛・結婚市場において不利」だというデータは確かにあります。しかしそれは「シングルマザーは幸せになれない」ということではありません。シングルマザーに魅力を感じる男性の心理を知り、自分が求めるパートナー像を明確にすることこそ、シングルマザーが幸せな恋愛関係を築く最初の一歩です。
理想通りのパートナーに巡り合うまでに時間はかかるかもしれませんが、根気強く活動を続けましょう。パートナー探しが長引くと、つい「もうこの人でいいか」という気持ちになることもあるかもしれません。しかし少しでも不安のある相手には、パッと飛びついてしまわないように気をつけてください。あなた自身、そして大切な子どもに不利益が生じないよう、現実的な視点に立ったパートナー探しをすることが大切です。