IBJメンバーズを成婚退会後、結婚10周年を迎えるご夫婦の今を追跡調査。
お互いの当時の印象や、結婚生活、これからの10年に対する想いなどを伺いました。
結婚10周年ということですが、出会った当時、お互いのどういった点に惹かれて交際にいたったのでしょうか?
:お互い人と接する仕事をしていたので、 まず初対面のコミュニケーションがスムーズでしたね。 あとは食の好みも合っていて、中でも好きなビールの銘柄が同じだったのは嬉しかったです(笑)
:僕も同じで、物の考え方が似ているなというのが印象的でした。 自分が考えている方向性と相違がなくてしっくりくるというか…。「すごくいいな」と最初から思っていました。
出会いから成婚退会まで3ヶ月。おふたりの交際は順調に進まれたんですね。
:はい、夫との交際はとてもスムーズで、 3ヶ月で成婚退会を決めたことに迷いはありませんでした。 でも、夫と出会うまでの活動を振り返ると、それなりに失敗もありましたね。
入会後、まずは自分の思うように活動してみたいと思い、5人くらいの方とお見合いをしましたが、あまり上手くいきませんでした。 そこで、カウンセラーさんに相談し、プロのアドバイスを参考にして、会ってみたのが夫でした。
会ってみると、嘘みたいですが、パズルの最後の1ピースがパチっとハマる感覚がありました。 お見合いの日、出会ってすぐに「あ、この人と結婚するな」と感じたのを覚えています。
旦那様も初対面からしっくりくる感覚はあったとのことですが、具体的に「結婚」を意識されたのはどの時点だったのでしょうか?
:僕が「結婚」を明確にイメージした瞬間は2回ありました。 1つは、3回目のデートで居酒屋に行ったときに、将来の具体的な話をできたことです。 彼女は目先のことだけでなく先々のこともしっかり考えていたので、とても信頼できるし、自分にはない視点を持っている人だなと感じました。
もう1つは、ベタかもしれませんが、公園デートの時に手作り弁当を用意してくれたことです。 見た目もきれいで味も美味しかったし、何より自分のためにここまでしてくれるんだという感動があって、 「この人と結婚したい!」と思いました。
出会ってすぐにお互い「合う」と感じて、そのままスピード感を持って成婚退会されたとのことでしたが、実際の結婚生活はいかがだったのでしょうか?
:スムーズな部分と、想定外だった部分があります。スムーズだったのは、結婚後すぐに子どもを授かれたことです。 私が結婚相談所に入会した理由としては、出産や自分の年齢が大きかったので、とても嬉しかったですね。
一方で、結婚当時は子どもが欲しいと望みつつも、「子どものいる結婚生活」というものを具体的にイメージできていませんでした。 現実的な問題で言えば、結婚生活で意見がズレたときにどうやって夫婦で解消するのか、コミュニケーションルールができあがる前に子育てが始まりました。 育児をしながら対話を重ねて関係性を深めるのは、とても大変でしたね。
:確かに、イメージしていた結婚後の生活と実際は大きく違いましたね。妻とは本当によく話をしました。
自分としては、こうしたコミュニケーションの問題が起きたときは、いい意味でドライになるというか、 「夫婦も赤の他人である」という意識に立ち返るようにしています。 生まれも育ちも違うわけですから、すべて分かり合うのは無理なんだと。深呼吸して、自分でもう一度そう思い返して、 冷静さを取り戻した上で妻に向き合い直すようにしていました。
では、結婚してよかったと感じる点についても教えてください。
:生活面での変化や大変さはあるのですが、個人的には、 結婚して家族を持ったことが大きな自信につながりました。 結婚するのは不安だという男性は周りにも多いし、自分も独身の頃はそういう気持ちがありましたが、 結婚して家族という責任が発生した際、それを自分なりに果たしていくというのは、 思っていた以上に幸せと自信につながることなんだなと感じています。
:私は週末に仕事で家を空ける日があるのですが、夫は普段から家事育児をしっかりやってくれているので、 安心して子どもたちを任せることができ、ありがたいなと感じています。子どもの学校の行事に抵抗なく参加してくれるのも助かっていますね。
でも改めて振り返ると、自分だけで婚活していた頃は夫のようなタイプは選んでいなかったので…自分の見る目を反省するとともに、 IBJメンバーズで活動したおかげで夫と結婚できて本当によかったなと思っています。
結婚10周年を迎えた今、この先の10年へ向けてお二人が意識されていることがあれば教えてください。
:お恥ずかしい話ですが、私は自己主張がかなり強く、夫の温厚な性格に甘えてしまっていると反省することも多いです。 次の10年は子育てもさらに頑張りながら、我を通しすぎないといいますか、これまで以上に夫を尊重して、より良い関係になれるよう努めたいと思います。
:これは妻にも初めて言うのですが、最近、 もう一度「夫婦」という関係を見つめ直すべき時期なのかなと思い始めています。 今は子ども中心の生活になっていますが、今後は成長とともに子どもが家を空ける時間も長くなります。そうなったときに、家庭の形はまた変化していきますよね。
家事や育児をどうするかといった物理的なことではなくて、 変化する家族の形を見据えた上で、もう一度妻個人と向き合って、5年後10年後にどんな夫婦でいたいかを考えていけたらと思います。
結婚相談所での活動を検討している方の中には、相談所での出会いに「壁」を感じている方もいらっしゃいます。お二人は当時いかがでしたか?
:私は結婚相談所で結婚したことを周りにも伝えています。 もともと相談所は「結婚できない人が最終的に行く場所」という思い込みがあったのですが、自分が活動してみると全然そんなことはありませんでした。
実際、自分たちは出会いが結婚相談所でのお見合いだっただけで、 その後普通の恋愛をした結果、結婚にいたったと思っています。 もし「壁」を感じる方がいたら「そんなに特殊な出会いではないよ」と伝えたいです。
:僕が入会したのは、転勤中の出会いのきっかけ作りのためでした。 職場恋愛は、同僚をそういう目で見たくなかったし、何かあったら業務にも支障が出そうで抵抗がありましたし、転勤先での社外の人との繋がりもまだない時期で。 そういう環境では、結婚相談所でのサポートは非常に助かりましたね。
最後に、婚活中の皆様にメッセージをお願いします。
:僕はカウンセラーさんのサポートのおかげで結婚できたという部分も大きく、今でも感謝しています。 活動中、カウンセラーさんとのやり取りでは自分のことを全部さらけ出し、受け止めてもらいました。 時に厳しい意見もありましたが、きちんと耳を傾けて行動に移しました。
こうした話をすると、「相談所での活動は大変なんだな、面倒だな」と感じる方もいるかもしれませんが、僕は結婚して家庭を築き、 それまでとは違う生活を手に入れられたことを本当によかったと思っています。 今は全世代で未婚率が上昇していますが、一歩踏み出す勇気を持って、率直に今の自分をさらけ出してみて、それから活動するかどうか検討してみては?と勧めたいですね。
:女性目線でいうと、やっぱり出産を意識して結婚を焦ることがあると思います。 入会する前の自分もその一人で、年齢などの理由で自己肯定感が下がり、落ち込んでいた時期もありました。
入会を検討した際、そんな自分にダメ出しされるかも…と思っていたのですが、IBJメンバーズのスタッフの方に「身の周りの出会いに気づけていないだけかもしれない、 出会ってないだけかもしれない。私たちはそこにお力添えをします。」と言ってもらい、入会を決めました。
活動中も私の考えや行動を受け止めて認めてくれ、自分が気づいていなかった気持ちを引き出し、言葉にする手助けをしてくれました。 そうしたやり取りの中でどんどんポジティブな気持ちになれたことで、婚活も上手くいったのだと思います。
自分ひとりでは気づきを増やしたり、気持ちの切り替えをしたりするのは難しいですから、 悩んでいる方はカウンセラーさんという他者の力を頼るのも良いのではないでしょうか。
担当カウンセラー 畑からのメッセージ
最初から、お二人は「何となく合うだろうな」という直観がありました。 紆余曲折を経てご縁がめぐった結果、こうして素敵な結婚生活が続いていることを嬉しく思います。
また私は会員様の話を聞くことを大事にはしていますが、ときに耳の痛いアドバイスをさせていただくこともあります。 お二人はそうした話も素直に聞き入れてくださり、行動に移されたことが功を奏したのだと思います。
今回お話をうかがい、こうしたサポートが幸せなご結婚に寄与できていたことに改めて喜びを感じましたし、10年間のご結婚生活が本当に幸せそうで心から嬉しい気持ちになりました。
どうぞこれからも、末永くお幸せに。