初対面とは思えないほど、お見合いから話が盛り上がったという東山さんご夫婦。このまま順調に関係が進むかと思われたものの、成婚退会に至るまでには不安や心配事もあったといいます。
そんな当時の気持ちやカウンセラーとのやり取りについて、お話を伺いました。
お二人の、出会いから交際までの経緯を教えてください。
:お見合いも交際も、僕から申し込みをしました。プロフィール写真をひと目見たときから「めっちゃかわいい子がいるなあ」と、いわゆる一目惚れです。
:お見合いは1時間程度で終わることが多いのですが、私たちは気付いたら1時間半ほど話していました。私は次の約束があったので、大慌てで走って移動した記憶があります(笑)。初対面の印象は、自然に話せる昔からの友達という感覚でしたね。
:僕は一目惚れだったということもありますが、本当にイメージ通りのステキな人だなと思いました。以前のお見合いではよくも悪くもプロフィールに書かれていたことをなぞる会話になることが多く、そうしたやり取りに疲れ気味でしたが、妻とのお見合いは今までとは違いました。
では、お見合い後、スムーズに真剣交際、そして成婚退会へ進んだということでしょうか?
:僕はIBJメンバーズに入会した当初から、相談所での活動は1年限定と決めていました。妻と出会ったのはすでに4ヶ月ほど活動した頃だったので、「この人と結婚できないなら、僕は相談所では結婚しないな」と思いました。だからこそ、彼女に対して真剣に向き合おうと決めていました。
:正直な気持ちを話すと、私はすごく悩みました。夫とは気が合うと感じていましたし、凄くいい人だとも思っていましたが、すぐに結婚まで考えられなかったのと、中途半端な気持ちで交際したくないという葛藤がありました。何より、「話しやすくて気が合う」という印象が、「好き」という恋愛感情なのか分からず…。この気持ちがいずれちゃんとした恋愛感情になるのか不安で、担当カウンセラーさんにも相談しました。
最初はまさとさんへの気持ちが恋愛感情か迷われていたはるなさんですが、どういったきっかけで心境の変化が起きたのでしょうか?
:私は保険関係の仕事をしているので、交際する人には健康で長生きしてほしいと思っていました。ただ、当時の夫は心配になるほどふくよかな体型で…将来を考えた時に健康面が心配でした。
そこで3回目のデートの時に、「痩せるのであれば、真剣交際に進みましょう。でも痩せないなら、今のキャラクターと体型を楽しんで生きて欲しい」と彼に伝えました。体型はセンシティブな部分ですから、カウンセラーさんにも「私から直接伝えても大丈夫でしょうか?」と事前に相談しました。
:僕も言われた時は驚きましたが、「じゃあ痩せます」って、即答でした。迷いはなかったですね。その日以降、食事はささみとブロッコリーという生活を続け、40キロ痩せました。ただし、今は少しリバウンド気味ですが(笑)。
まさとさんの情熱がとても印象的ですが、そこからはるなさんの心も変化していったということでしょうか。
:そうですね。夫は本当に私に優しくて、いつも尽くしてくれました。そうした彼の1つ1つの行動を通して、「恋愛感情になるのかな?」という不安は気付けば無くなっていました。
例えば、私がふと「カップケーキを作ってくれる男性っていいなあ」と話したら、週末のデートですぐ手作りして持ってきてくれてとても驚きました。私が居ない時にも私のことを考えてくれているのが伝わって嬉しかったですね。
:カップケーキは妻に渡すまでに20回くらい作ってみたのですが、ダイエット中の身にはキツかったですね(笑)。こういったエピソードを話すと、僕の一途さが目立つかもしれませんが、成婚退会後は不安もありました。
僕たちは成婚退会までの期間が短かったのですが、そもそも、お互いの活動の動機も「絶対すぐに結婚したい」というモチベーションではなかったですし、彼女に成婚退会を相談したときも「こんなにすぐ結婚を決めていいのかな」と迷っていました。僕もその気持ちは理解できたので、「じゃあ成婚退会してから、ゆっくり2人で決めていこう」と提案しました。
余裕があるように聞こえるかもしれませんが、当時の僕としては、彼女に尽くそうという気持ちと、本当に結婚できるかなという不安がせめぎ合っていましたね。
成婚退会後は2人のペースで同棲、結婚と着実に人生の歩みを進めたお二人ですが、実際今の生活に不満や想定外なことはありますか?
:生活上困ることはそんなにありません。ただ、夫は片付けが凄く苦手なので、こればかりは仕方ないかなと思っているところです。
:入籍前の話になりますが、僕はもともとスキンシップを大事にするタイプで、妻は苦手なタイプだったことですね。当時は「このままで大丈夫かな」と思っていましたが、同棲してからはお互い程よい距離感が出来てきたので、今は問題なく過ごせています。
今後、お子さんも生まれ、新たな家族の形をつくられると思いますが、何か意識されていることはありますか?
:僕らはなるべく、妻や夫、夫婦といった型にハマらないような関係でありたいと思っています。子供が生まれたら、僕自身は主体的な育児をしたいなと思っています。
IBJメンバーズで活動中のお話を伺えればと思います。お二人の入会のきっかけから聞かせてください。
:私は当時27歳で、早く結婚がしたいというより、将来をちゃんと考えられる人と付き合いたいという気持ちからIBJメンバーズに入会しました。
:僕はプライベートより仕事を優先する日々だったのですが、ふと時間的な余裕が出来た時期がありました。その時、IBJメンバーズに入会し活動を始めて、だんだん「30年40年と一緒に過ごすパートナー探しは、就活より真剣にやるべきものだ」と気持ちが変わり、1年間婚活に集中してみようと決めました。
「結婚相手」というより「真剣に将来を考えて交際できる相手」を探していたということですが、活動中は悩まれたり、苦労されたりしたことはありましたか?
:お見合いをしていく中で、自分とお相手の結婚に対する熱量の違いに、しんどさを感じる時期がありました。例えば、お見合いの段階で結婚や子どもについて具体的にお話される方もいて、結婚に対してそれだけ真剣に考えられている人が多いということですが、その熱量の違いに悩みました。
:婚活を続けるということは、誰かと成婚退会するまでお断りされ続けることなんだと活動中に知り、凄く気持ちが落ち込んだのを覚えています。そのたびに、担当カウンセラーさんには電話や面談でたくさんサポートをしていただきました。
それと同時に、結婚相談所での活動には、大きなメリットも感じていました。例えば、価値観や将来の希望など、本来は聞き出すのが難しい本音が事前のプロフィールで知ることができたり、相手の気持ちは、カウンセラーさんを通じて聞けたりする点です。これって恋愛における“チート”的なものだなって思いましたね。
活動中に苦労されたこともあったということですが、担当カウンセラーとのやり取りで印象的なエピソードがあれば、教えてください。
:先ほどの話になりますが、真剣交際に進む前に、体型の指摘をすべきかどうか悩んだ時のことですね。一般的に、交際前の男性に「痩せるなら付き合う」なんて言わないですよね。
カウンセラーの高見さんからは「はるなさんならうまく伝えられると思うし、それは伝えるべき大切な理由です」と背中を押してもらえました。そのやり取りがなければ、本音をしっかりと伝えられなかったと思いますし、今の関係もなかったと思います。
:担当カウンセラーの佐藤さんは、当時一番仲のいい女友だちみたいな存在で、いつも話を聞いてもらっていました。
1番印象に残っているのは、成婚退会前に佐藤さんから「私から見て、東山さんは本当にいい人ですし婚活も頑張っていました。なにより東山さんと結婚できるはるなさんは、本当に幸せ者ですよ」と言われたことが、今も記憶に残っています。こんなに自分の人生を評価して背中を押してくれる存在がいることに、感激しました。
最後に、これから結婚相談所での活動を検討している人へ向けて、メッセージをお願いします。
:僕自身、活動中に思ったことですが、結婚相談所は1つの便利ツールだなと。先ほども言いましたが、事前に深い本音までプロフィールで知れることや、カウンセラーさんを通じて聞きにくいことを聞くことは、一般的な恋愛では無理ですよね。
また、カウンセラーさんは何組ものカップルを成婚に導いている人なので、自分より明らかに恋愛を知っている存在です。こうしたカウンセラーさんの存在やシステムがバックアップしてくれる結婚相談所は、本当におすすめできるし、僕のような気持ちで活動しても、妻と出会えて結婚しているので「まずはやってみたら?」と伝えたいです。
:私みたいなふんわりした理由で入会しても、最終的にいい人に巡り会える場所だよということは、伝えたいです。今すぐ結婚したいわけじゃないからと躊躇するなら、一度今の気持ちをそのまま相談してみるだけでも、視点が変わるのかなと思います。
はるなさん担当カウンセラー 高見からのメッセージ
お二人の当時の関係を振り返ると、はるなさんの不安や心配は大きかったものの、まさとさんの愛が強かったので「この2人はきっと大丈夫」と思っていました。
また、はるなさんはお気持ちを伝えるのがとても上手な方だったので、カウンセラーとしても安心して後押しすることが出来ました。
これからお子さんも生まれて新しい家族のカタチがスタートするかと思いますが、末永くお幸せに。
まさとさん担当カウンセラー 佐藤からのメッセージ
卒業生の方から結婚式のお写真や年賀状を頂いたり、近況報告を頂いたりすることも嬉しい中で、またお会いできる機会があるのも非常に嬉しく、感慨深いものがあります。
新しいご家族も増えるとお聞きした時は、嬉しくて飛び上がりました。まさとさんは、はるなさんに対しての愛情を私にもご本人にも惜しみなくお伝えになる方で、「やはり口に出して思っていることを相手に伝えるって大切だな」と、改めて私自身も気付かされました。
いつまでも、仲良し夫婦でいてくださいね。